2016年9月5日(月)に経団連会館にて「健康経営会議2016」を開催しました。定員500人に対して700人を超えるお申込みをいただき、当日は席数を増やして、約600名の方にご参加いただきました。
会議では、健康経営の第一線で活躍されている特定非営利活動法人 健康経営研究会 理事長 岡田邦夫氏に、健康経営の進め方、特に具体的な健康投資のステップについてお話しいただきました。
また健康経営に取り組む先進企業として、株式会社三菱ケミカルホールディングス代表執行役社長 越智 仁 氏、凸版印刷株式会社 専務取締役 人事労政本部長 大久保伸一 氏にお話しいただきました。
越智社長からは、経営者として、なぜ健康経営に取り組むことにしたのか?その背景となる社会の動向と企業の在り方についてお考えをお伺いしました。大久保専務取締役からは、会社の健康経営と、社会の健康経営について2軸での実践的な取り組みについて、お伺いしました。
経団連会館にて開催された、健康経営会議2016会場の風景
また国の政策については経済産業省 ヘルスケア産業課 課長 江崎禎英 氏にお話しをお伺いしました。超高齢化、少子化、ふたつの課題を抱えたわが国では、国民医療費、介護保険給付費の高騰等の社会保障費用の増加による財政の逼迫、生産年齢人口の減少による労働力の低下、介護離職によるさらなる労働力の低下などを背景に、生涯現役社会を早期に実現することの必要性をわかりやすくお伝えいただきました。また第2の人生を迎えるにあたっては、企業活動の中で、健康経営を通じて社員の健康づくりを行うこと。そして健康経営に取り組む企業は、採用への効果も高く、また健康経営銘柄をはじめ、株主や社会から高い評価を得ていることをお話しいただきました。
「会社の製品やサービスの質の保証は、社員の労働の質で保証される。その労働の質は、社員の健康の質で保証される。」という、岡田理事長の言葉にもあるように、健康経営の取り組みが、社員の健康を通じて、企業活動の中心である消費者や顧客、そして株主、地域社会や行政など、企業を取り囲む広範囲のステークホルダーとの関係性の中で、一層に拡がっていくことを、参加された方も実感されたことと思います。
<詳細については報告書ならびに講演資料をご覧ください。>
NPO法人健康経営研究会 理事長
岡田 邦夫 氏
厚生労働省 健康局健康課課長
正林 督章 氏
凸版印刷株式会社 専務取締役 人事労政本部長
大久保 伸一 氏
株式会社三菱ケミカルホールディングス 代表執行役社長
越智 仁 氏
経済産業省 商務情報政策局 ヘルスケア産業課 課長
江崎 禎英氏
株式会社ルネサンス 取締役常務執行役員
公益財団法人 健康・体力づくり事業財団 理事
高崎 尚樹
パネルディスカッションの様子
講演風景
講演風景
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健康経営会議実行委員会 事務局(株式会社ルネサンス内)
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